「合意に達した」リヴァプールのスロット監督が新戦力の到着を明かす

ジョヴァンニ・レオーニは、個人契約の最終調整とメディカルチェックを受けるため、リヴァプールへの渡航が承認された。メディカルチェックは木曜日に開始される見込みだ。この契約にはパフォーマンス連動型の追加報酬が含まれており、リヴァプールの驚異的な夏の移籍支出を3億ポンドを超える額に押し上げ、プレミアリーグ史上3位の単一移籍市場での支出額となる。チェルシーが2023-24シーズンに4億3450万ポンドを支出しており、依然として単一移籍市場での最多支出クラブとなっている。

レオーニがレンタル移籍で放出される可能性は全くないとの報告がある。レッズがプレミアリーグ優勝防衛に向けた準備を進める中、彼を即戦力として起用する計画だ。金曜日に行われるボーンマスとの開幕戦へ、完全なコンディションで臨めるセンターバックはフィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテのみであり、ジョー・ゴメスもアキレス腱の負傷から復帰したばかりのため、新たな守備オプションの加入は大きな後押しとなる。

記者団に対し、アルネ・スロットは次のように話している。

「クラブ間合意に達したが、まだクラブとの契約は結んでいない。彼が契約を結んだ時点で詳細を説明できる」

昨年夏にパルマに加入したレオーニは、すぐにトップチームのレギュラーとして定着。イタリアのトップリーグで17試合に出場し、そのうち14試合で先発出場を果たした。2029年までの長期契約を結んでいたこの若手選手は、早期の移籍は予想されていなかったが、リヴァプールの3500万ユーロ（約60億円）の破格オファーはパルマが断り切れないものだった。

レオーニの書類手続きとメディカルチェックがまだ完了していない中、リヴァプールは金曜夜にアンフィールドで行われるボーンマス戦に焦点をあてている。彼の到着のタイミングはスロット監督にベンチオプションの新たな選択肢を与える可能性があるが、オランダ人監督は若手のレオーニに落ち着くための時間を与えるだろう。