スロットが復活計画を説明？新加入のキエーザの「問題」を認める

イタリア代表FWフェデリコ・キエーザは、8月に1,100万ポンド（約21億3000万円）でユヴェントスからリヴァプールに移籍した。だが、今季ここまで怪我や病気により、ほとんどプレーできていない。スロット監督は、27歳のウイングの復帰時期と彼が現在直面している課題について明らかにした。

スロット監督は記者団に対し、キエーザの状況を説明している。

「（キエーザとディオゴ・ジョタは）今週末の試合に出場可能だと思う。あと1回のトレーニングセッションを残すだけだ。フェデリコは長い間プレーできておらず、先週は病気にかかっていた。そのため、彼の状態を確認する必要がある。ディオゴもスカッドに入るかもしれないし、フェデリコも同様だが、それはメンバーの数とどれだけ病気から回復したかによるね」

「難しいのは、我々が非常に多くの試合をこなしていることだ。彼に必要なのは出場時間。5〜6ヶ月プレーしていないと、監督としては最初の出場時間をどう与えるべきか分からないという問題がある。トレーニング場で彼を見ているが、理想的には週内の親善試合やU21の試合で彼を見たいところだ。だが、我々は多くの試合をこなしているため、そのような状況ではない。おそらくサウサンプトン戦が彼にプレー時間を与える良い機会になるだろう。そうすれば、彼に何を期待できるかわかる」

「彼の質は分かっているが、フィットネスレベルを上げる必要がある。トレーニングは実際の試合と同じではない。フィットネスレベルに達するには、実際の試合でプレーする時間が必要だ。リーグ制覇を目指し、チャンピオンズリーグで戦っていると、そういった時間を見つけるのは簡単ではないんだ。4〜5点リードしているときくらいだが、シーズン全体を通してそんな機会は1度しかないと思う。それ以外は、毎試合苦戦や激しい闘いの連続なんだ」

キエーザはこれまでリバプールでわずか3試合に出場しただけで、筋肉の怪我によりほとんどベンチ入りしていない。イタリア人アタッカーは、プレシーズンの怪我が今シーズンに大きな影響を与えているように見える。ただ、2024-25シーズンのトロフィー獲得争いにおいて重要な役割を果たす可能性はまだあるだろう。

リヴァプールとの契約が2028年まで続くキエーザは、土曜日のプレミアリーグ第16節フルハム戦に出場できるかはまだわからない。