新契約のオファーはなし？レアルのアラバは来夏にフリーエージェントで退団か

レアル・マドリーのダビド・アラバはクラブでの最終契約年を迎えており、『AS』によると、もう1シーズンを過ごした後、来夏にフリーエージェントとして退団する予定のようだ。

アラバは2023年12月に負った左膝の深刻な怪我によって完全な回復に時間がかかり、最近、同じ関節の半月板を負傷したことでさらに問題が複雑化している。クラブの医療スタッフはまだ復帰の時期を示しておらず、シャビ・アロンソ監督も「もう少し時間が必要」だと述べた。

スポーツ面における彼の役割は縮小しており、アントニオ・リュディガー、ディーン・ハイセン、エデル・ミリタオ、ラウル・アセンシオに次いでセンターバックの序列で5番手となっている。また、アカデミーの才能であるホアン・マルティネスも急速に成長しており、立場はどんどん下がる一方だ。

また、アラバの給与はレアル・マドリーにとって大きな負担となっている。実際、アラバはクラブで最も高給取りの選手の一人だ。年俸2,250万ユーロ（約37億8000万円）は、キリアン・エンバペに次いで2番目に高給取りである。

レアル・マドリーは別れを喜んで受け入れるだろうが、すぐに退団するという憶測はなく、アラバが考える"契約の残りを全うし、来シーズンにフリーで退団したい"という希望を尊重する予定だ。アラバは過去数年の怪我の多さとクオリティーの急激な低下により、獲得を狙うクラブも不足している模様。ただ、ラ・リーガの開幕までには復帰することが期待されており、アロンソ監督が3バックのフォーメーションを使用したい場合は、まだ役割を見つけることができるかもしれない。