「彼こそがベスト補強」 ルーニー氏が絶賛する古巣マンチェスター・Uの新戦力は？

今夏にブレントフォードからマンチェスター・Uに移籍したエンベウモ。ここまで印象的な活躍が続き、サポーターの心をも鷲掴む。バーンリー戦、リヴァプール戦でゴール。さらに、直近のブライトン戦でも2ゴールの活躍でチームを3連勝に導き、雰囲気を一変させる。

同じく今夏加入のマテウス・クーニャとセンヌ・ラメンスもマンチェスター・Uの連勝に大きく貢献しているが、ルーニー氏のなかでエンベウモこそが当たり補強と感じるようだ。『The Wayne Rooney Show』でこう評す。

「エンベウモは安定したプレーをしている。それこそが最も大事だ。常に正しいポジションを取り、チャンスを掴み続ければ、自ずとゴールが生まれるもの。アタッカーとして得点を積み重ねれば、ゴールを決めるたびに喜びが倍増していき、その感覚もずっと続く」

「今の彼は自信たっぷりだ。この自信がこれからも続くといいね。彼は間違いなく今季のマンチェスター・Uにとってベストな新加入選手だからね」

また、エンベウモを称賛するのはルーニー氏だけにあらずで、ルベン・アモリム監督もブライトン戦後の会見で「彼は働き者」として賛辞の言葉を送っている。

「トランジションでの動きが巧み。最後のところでもよくなっている。アマドとのコンビネーションは脅威だ。この2人は頻繁にポジションチェンジを繰り返しながら、スピードがあって、対人も強い。彼に対する監督としての役割は説明することだけ。だが、それ以上にクラブや周りの存在が大きい。多くの壁にぶち当たるかもしれないが、ここはマンチェスター・U。ここに来たいと感じるこの選手がいるなら、どんな状況であろうと、どんな順位だろうと、チャンピオンズリーグの有無にかかわらず、我々も獲りに走る。今回のケースもまさにそれだった」

そして、キャプテンのブルーノ・フェルナンデスはエンベウモ、クーニャ、ラメンスとともに、今夏加入のベンヤミン・シェシュコを絶賛する。

「このクラブでは誰と話をしても『いい選手を獲れ』と言われ続けてきた。必要なのは優れた選手じゃなく、大きな存在感を放つ選手。このクラブでは注目度の高さから単にいい選手では不十分だ。僕らが獲得した選手はこのクラブの重要性を理解している。クーニャに関しても、いい意味で傲慢さがあって、正しく物事をやり遂げている。ブライアンだってそう。ボールを恐れずに呼び込み、自分のプレーを貫く。プレミアリーグを理解している2人を獲得したんだ」

「さらに非常に若いGKとセンターFWを獲得して、彼らは即戦力として活躍している。ベン（シェシュコ）が得点で評価されるのは当然だ。だが、それ以上に、彼は求められる役割を完璧にこなしている。もう得点も決めているし、これからもさらに積み上げるはず。彼は得点能力を十二分に備えている。センヌはおそらく正GKとして加入した。彼は出番を待つ必要があったけど、その瞬間が訪れたとき、準備ができていた。これが僕らのクラブの姿勢だ。加入すれば、即座にチャンスが訪れる。それを掴む覚悟が求められる」

マンチェスター・Uは11月の代表ウィーク前までアウェイでの連戦が続き、4連勝を目指してノッティンガム・フォレストに臨み、次はトッテナムとの一戦に。フォレストはボーンマスに敗れ、ショーン・ダイチ新監督の初陣を飾れなかった。