“指揮官”セスクとは…元スペイン代表同僚「非常にプロフェッショナルで情熱的」

昨季はコモにとってもセリエA初挑戦の1年だったが、見事に10位フィニッシュへと導いたセスク監督。自身もトップリーグで初の指揮だったが、そうした手腕により、今後が楽しみな若手指揮官として注目される存在になっている。コモにとって1つの賭けでもあったが、セスク監督はしっかりとした成績をもってして払拭し、今夏はRBライプツィヒやインテルの関心報道も。最近のイギリスメディアではアーセナルを率いるミケル・アルテタ監督の後継者ともいわれ始めている。

そんなセスク監督のマネジメントスタイルで最も顕著な特徴の1つは若手の育成と起用に積極的な点だ。昨夏にレアル・マドリーから連れてきたニコ・パスはそのシーズンのセリエAでトップクラスの選手に数えられる存在に。今季新加入のハコボ・ラモンもセスク監督のもとで成長著しい若手の1人だ。

ラジオ・ブルーノの番組『Pentasport』に出演したレイナ氏はかつてのコモで選手と指揮官としての間柄も築いたセスク監督をこう絶賛している。

「彼はバランスの取れた監督で、フットボールに関する深い知識と類まれな探究心もある。常に新たな知見を求めて数え切れないほど試合を観戦しているんだ。非常にプロフェッショナルでいて、パッションにも溢れ、スタッフ陣も非常に優秀だ」

かつての戦友からそう評されるセスク監督だが、今季のセリエAではやや波に乗り切れておらず、開幕から3試合で1勝1分け1敗の8位に位置。21日に行われる第4節ではフィオレンティーナのホームに乗り込む。