ブンデス開幕2試合で勝利なし…レヴァークーゼン指揮官テン・ハーグ、早くも解任危機？

今季からテン・ハーグ監督のもとでスタートを切ったレヴァークーゼンだが、8月30日に行われたブンデスリーガ第2節のブレーメン戦は終盤の2失点で3-3のドロー。相手は後半途中から10人での戦いだったが、逃げ切れなかった。ドイツ『キッカー』によると、クラブはこの試合の前からテン・ハーグ監督に疑念を抱き、周辺の雰囲気も「批判的」なものに。スポーツディレクターのシモン・ロルフェス氏をはじめ、クラブ幹部もテン・ハーグ監督を公式に支持する姿勢を示していないという。

重役の沈黙はテン・ハーグ監督にとって危うさがはらみ、ロルフェス氏の信任表明がないままであれば、チームでの権威がますます脆弱なものになるかもしれない。仮に首脳陣が判断ミスと感じているのであれば、早期の解任は今後のチームにとって大きな決断になりそうだ。

ロルフェス氏はブレーメン戦を前にしたテレビのインタビューでテン・ハーグ監督の支持を拒んで話題に。試合後もテン・ハーグ監督の進退に関するコメントを差し控えている。クラブは今夏移籍市場の閉幕後に振り返るという方針で、現時点でテン・ハーグ監督の進退は宙ぶらりんの状態となっている。

レヴァークーゼンの幹部は今夏移籍市場終了後にテン・ハーグ監督の進退を決めるが、成績とパフォーマンスに改善の兆しが見られないようなら監督交代は避けられない情勢。テン・ハーグ監督は自身が今後もチームを率いる適任者だと首脳陣に納得させる時間が少なくなってきている。