リヴァプール、新コーチにもオランダ代表OBを招へいか…ハイティンハ氏の後任にファン・ブロンクホルスト氏

イギリス『タイムズ』によると、リヴァプールはジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏をコーチとして招へいする運び。同氏はフェイエノールト、広州富力、レンジャーズ、ベシクタシュで監督歴を持ち、昨年11月を最後に現場から遠ざかる。

リヴァプールではアシスタントコーチだったヨン・ハイティンハ氏がアヤックスの監督に就任したため、その空席をファン・ブロンクホルスト氏で埋める模様で、同氏よりも有力な候補もそう多くないという。

ファン・ブロンクホルスト氏とアルネ・スロット監督は類似点があり、ともにオランダ出身で、キャリア初期はそれぞれフェイエノールトを指揮してエールディビジを優勝。スロット監督はオランダ代表歴こそないものの、リヴァプールでの働きぶりを見ればわかるように、元オランダ代表勢のノウハウをチームに落とし込みながらチームを作っている。

ハイティンハ氏のアヤックス行き報道を受けて、これまた元オランダ代表FWでクラブOBのディルク・カイト氏に就任の可能性が取り沙汰されたリヴァプールだが、同氏の代理人がオランダのポッドキャスト番組で「違うアシスタントコーチになるだろう。リヴァプールのアシスタントコーチは別の人物だ」と述べ、否定していた。

ともあれ、プレミアリーグ優勝のスロット体制1年目を上回るような結果を出すのは難しそうなリヴァプール。だが、来季も再び挑戦する上で巧みな刷新が不可欠のなか、新たな戦力として噂されるフロリアン・ヴィルツの獲得に成功すれば、引き続き優勝候補の本命であり続けるだろう。