バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、11日の記者会見で憤る場面があった。
12日にラ・リーガ第21節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦を前に会見に出席したチャビ監督は、カタルーニャメディアからアンス・ファティについての質問があった。バルセロナの背番号10は負傷から復帰して以降、調子が上がっておらず、このままであれば将来的に放出される可能性すら報じられている。
しかし、会見でこのことについて問われたチャビ監督は、憤りを感じさせる厳しい表情と口調で、次のように返答したのだった。
「私にしてみれば手放せるわけがない。手放せる選手など存在しないんだ。市場はすでに閉まっているだろう。この時期に放出について話されている理由が分からない。1月に話題にもなっていなかったこと今になって話されるようになった。しかも、バルセロナの周囲のメディアでそんなことが話されている。私には理解ができない」
「彼は私たちにとって、完全なる希望だ」
「私たちに彼に大きな期待を抱いている。無条件で信頼しているよ。私たちはすべての選手、とりわけアンスに期待しているんだ。現在から未来にかけて、彼は大切な選手となる。しかし、急がず落ち着きを保たなくはならない」