日本代表戦を前に解任されたチュニジアのサブリ・ラムシ元監督が、その胸中を明かしている。
今年1月からチュニジアの指揮官に就任したラムシ元監督。初陣となったハイチ戦こそ勝利を飾ったが、その後は親善試合で1分け2敗と難しい状況の中でFIFAワールドカップ2026を迎えることに。すると、グループFの初戦でスウェーデン相手に1-5と大敗。そして第2節の日本代表戦を前に、電撃解任されている。
そんなラムシ元監督は、ポッドキャスト番組『Kampo』のインタビューで自身の解任について言及。チュニジアサッカー連盟の上層部に苦言を呈した。
「サブリ・ラムシ1人に責任があると考えている人々は、これが1人の問題ではないということを忘れている。サッカー連盟は1つの組織であり、その組織の背後にはサッカーとともに生きる国民が存在するんだ。『彼に成功してほしくない』とか、『彼を潰すために全力を尽くす』といった感情で動くべきではない。チュニジアではプレッシャーが非常に強いため、正しい決断を下さなければならないんだ」
ラムシ元監督の解任は、チュニジアサッカー連盟のSNSで発表されたものの、一度その投稿が削除されたことで混乱が生じていた。指揮官は当時を振り返り、「朝起きてみると、妻や友人などから27件もの不在着信が入っていた。解任を知らせる投稿がなされ、その後削除されたからだ。それが終わりの始まりだったね」とコメント。指揮官は、当時はまだ公式には解任されていなかったため、通常通り選手たちとトレーニングを行ったこと、そして当初スポーツダイレクターは指揮官を支持していたことなども明かしている。
「スポーツダイレクターは練習の終わりに『我々は運命共同体だ』と言っていた。だがその2時間後には、会長と副会長から『ここで終わりだ』と告げられたんだ。別れの言葉さえなかった……本当につらかったね」
一方でラムシ元監督は、「誰に対しても恨みはない」としつつ、「(会長と副会長も)非常に動揺しており、不本意ながら決断を下したのだと感じた」とも告白。さらに、自身の責任について「もちろん私のミスも大きかった」と述べている。

