レアル・ソシエダにおける日本代表MF久保建英の状況について、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が分析している。
ソシエダ加入4年目を迎えた久保建英。今季もラ・リーガ開幕から2試合連続で先発していたものの、直近の公式戦4試合はベンチスタートに。さらにこの4試合で出場時間は計25分間に留まり、2試合は出場もなく終えている。一方でインターナショナルウィークでは日本代表に合流すると、ウルグアイ代表戦では途中出場で勝利に貢献していた。
そんな25歳MFについて、『ムンド・デポルティーボ』は「(前節)バレンシア戦の出場なしは序列低下を決定づけるものとなった」とし、以下のように分析している。
「ソシエダにおける久保建英の状況は、今季最大の謎の1つとなっている。当初は一時的な出場時間の減少かと思われたが、昨シーズン終盤から続く懸念すべき傾向へと変わってしまった。ソシエダのプロジェクトの要であり、チーム内で最も躍動感ある選手の1人として期待されていたこの日本人MFは、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督の下で役割が徐々に縮小し、今やほとんど起用されない状態にまで至っている」
「今季ここまでの冷徹な数字が、この序列低下を如実に物語っている。公式戦最初の8試合において、久保の出場時間はわずか232分。これは1試合平均29分という控えめな数字であり、実際にプレーした6試合に限っても平均38.6分に過ぎない」
「この“冷遇”とも言える状況の転換点は、メスタージャでの一戦で明らかだった。バレンシア戦は苦しみながら3-2と勝利したが、久保は今季2度目の出場なしを経験した。ベンチへ引き上げる際の彼の振る舞い、すべての選手が持ち合わせているわけではない常に礼儀正しい態度からは、先発メンバーから徐々に外されていく現状がうかがえた」
さらに同メディアは、「この状況の矛盾点は、彼のプロとしての姿勢に対して公でもプライベートでも一切不満の声が上がっていないこと」とし、「チームメイトによれば、久保は練習でも高いレベルを維持し、常に変わらぬインテンシティと献身性を見せているという。それはマタラッツォ監督自身も認めており、試合に復帰するには改善が必要としながらも、練習に取り組む姿勢は疑いの余地がないと語っている」と伝えた。そのうえで、こうも続けている。
「監督は彼への信頼も口にしているが、近年の試合においては、言葉以上に“行動”がその実情を物語っている。日々のこうした努力や監督からの信頼があるにもかかわらず、それが出場時間の増加にはつながっていない。新しい戦術システムや他の選手の活躍により、徐々に先発メンバーの構想から外れてしまっているのだ」
「得点から遠ざかっていることも状況を悪化させている。これまでの出場時間232分間において、久保の攻撃面での成果は皆無であり、ゴールもアシストも1つも記録していない。かつては試合の流れを一変させる脅威となっていた彼だが、出場時間が減少するにつれ、チームの全体的なプレーに与える影響力も低下してしまった」
最後に『ムンド・デポルティーボ』は、「ケガから回復してコンディションの不安もなくなった今、日本代表としての活動期間は彼にとって起死回生のチャンスだ」とし、日本代表での活躍がクラブでの状況に変化を与えることを期待している。





