ImanolGetty Images

久保建英の代わりにベッカーを先発させたソシエダ監督「見ての通りうまくいった」「レギュラー確約されている選手はいない」

4日のラ・リーガ第34節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのラス・パルマス戦に2-0で勝利した。試合後会見に出席したイマノル・アルグアシル監督は、FWジェラルド・ベッカーの先発起用が的中したと胸を張っている。クラブのオウンドメディアが会見の様子を伝えた。

イマノル監督はこの試合でMF久保建英をベンチに置き、ベッカーを右ウィングで起用。この冬にウニオン・ベルリンから加入したスリナム代表FWはその期待に応え、33分にクロスからオウンゴールを誘発して先制点を導くと、前半アディショナルタイムにはほぼ角度がないところから自らシュートを決めて、チームの全得点を生み出している。

イマノル監督は試合後、久保ではなくベッカーを先発させる“賭け”が的中したと意見され、次のように返答している。

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「見ての通りだよ。全員の調子が良い中で、今日は誰が打撃を与えられるか、ラス・パルマスに快適なプレーを許さないために誰が良いプレッシングを仕掛けられるかは明白だった。そして選手が当たっているならば、事はより簡単に運んでくれる。今日はまさにそんな試合だったね」

「だがベックス(ベッカー)だけではないよ。彼やほかの選手たちが輝くためには、チームとしてのプレーがしっかりしていないといけない。今日はチームがベックスを輝かせた。今日の彼は間違いなく、これまでの試合よりもチームからサポートを受けていたし、選手たち全員が何をすべきかを理解していたんだよ」

ソシエダの直近4試合で、久保は前節レアル・マドリー戦(0-1)を除けば、すべてベンチスタートとなった。イマノル監督は久保、同じくラス・パルマス戦で控えだったFWアンデル・バレネチェアに対して、決して気を抜いてはならないという“警告”を発したのかと問われると、こう返している。

「まあ、レギュラーの座が確約されている選手は誰もいないということだ。選手たちは良い練習をすれば、その褒賞があることを分かっている」

「繰り返すが、全選手が良い調子にある。選手は出場機会を得てそれを生かせるか、それとも次の機会まで待つかどうかなんだよ。(スタメンの選出については)純粋に技術的な決定だ。起用可能な選手たちは全員が意欲にあふれており、今日はここ最近、出場機会の少ない選手たちが力を発揮してくれた」

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