イギリス『スカイスポーツ』のニック・ライト記者は、アーセナルMFデクラン・ライスの変貌を分析している。
昨夏の移籍市場で、クラブ史上最高額となる1億500万ポンドの移籍金でアーセナルに加入したライス。するとすぐさま不可欠な存在に君臨、ここまでプレミアリーグ36試合に出場し、優勝を争うチームを牽引してきた。4日に行われた第36節ボーンマス戦(3-0)でも、1ゴール1アシストの結果を残している。
そしてライト記者は、ライスが残すスタッツに注目。今季はすでに7ゴール8アシスト、直近3試合連続でアシストを残しているが、これはウェストハム時代のキャリアハイシーズン(22-23:4ゴール2アシスト)の2倍以上の記録に。同記者は「アーセナルのアタッカーとして開花したライス」と題し、以下のように指摘した。
「ライスはこれまで守備的な才能が最も評価されてきた。だが、今季のパフォーマンスにより再評価が必要かもしれない。ミケル・アルテタ監督の下、決定的なアタッカーへと変貌した」
「ゴールへの関与は物語の一部でしかない。ボーンマス戦で彼は何度も脚光を浴びた。ドリブルで何度もボール保持や相手を外し、時にはチーム全体を押し上げ、時には相手の流れを止めた。試合終了後、ホームサポーターからは『デクラン・ライス、俺たちは半額で獲得した』とのチャントも聞こえている」
「中盤の底にトーマス・パーティが入ったことが功を奏し、ライスは8番の位置からより自由に攻撃できるようになった。彼の攻撃における脅威はシーズンを通して増しており、この日はその最新の例となった」