Takefusa KuboGetty Images

レアル・ソシエダがアトレティコに0-2敗戦…先発フル出場の久保建英、決定的なシュートを世界最高レベルのGKオブラクに防がれる

25日のラ・リーガ最終節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのアトレティコ・マドリー戦を0-2で落とした。MF久保建英は2試合ぶりに先発出場を果たしている。

久保が不出場だった前節べティス戦(2-0勝利)でヨーロッパリーグ出場圏6位でシーズンを終えることを確定させたソシエダ。同様に4位を確定させているアトレティコとの対戦で、イマノル監督は久保を2試合ぶりにスタメンに含めた。中盤のメンバーは右からブライス、トゥリエンテス、ザハリャンで、前線には久保、ベッカー、バレネチェアを並べている。

前半、先制点を決めたのはアトレティコだった。右サイドをマルコス・ジョレンテが突破し、折り返されたグラウンダーのボールをサムエウ・リーノが押し込んだ。

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ビハインドを負ったソシエダは、アトレティコの堅守を前に苦戦。久保はクロス、カウンターからのドリブル、壁パスなどでチャンスメイクを試みたが、シメオネ監督率いるチームの守備の集中力とインテシティーは高く、プレーの効果性を欠いている。

アトレティコが1点リードを維持したまま試合は後半戦へ。ソシエダは61分、久保が個人技から同点ゴールをうかがった。

右サイドをスピードあふれるドリブルで疾走した久保は、ペナルティーエリア手前右までたどり着くと、左足のシュートを放つ。だが枠内左を狙った強烈なボールは、世界最高のGKの一人、オブラクの超反応の横っ飛びに弾かれてしまった。

ソシエダはさらに76分、左サイドを突破したベッカーがグラウンダーのクロスを送り、ファーに久保が走り込んだものの、これは日本人MFに届く前にロドリゴ・リケルメのクリアに遭っている。1点が遠いソシエダは後半アディショナルタイム、逆にアトレティコのヘイニウドに追加点を決められてしまい、今季最後の公式戦を黒星で終えた。なお久保は最後に出場したベティス戦同様フル出場で、ピッチに立ったまま試合終了のホイッスルを聞いている。今季ラ・リーガの成績は30試合出場7得点4アシストとなった。

ソシエダは29日に日本で東京ヴェルディとのフレンドリーマッチを行い、今季の予定を終了する。

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