現在のレアル・マドリーについて、スペイン『as』の記者が分析している。
今季からジョゼ・モウリーニョ監督が復帰したレアル・マドリー。ここまでラ・リーガ開幕8試合で6勝2敗、勝ち点18で4位につけているが、すでに首位バルセロナには6ポイント差をつけられている。また、第7節アトレティコ・マドリー戦(1-2)や第8節ビジャレアル戦(1-0)など、審判の判定についてクラブとして猛抗議と批判を続けており、大きな物議を醸している。
そうした中で『as』のジェズス・ガジェゴ記者は、「プレーは乏しく、焦燥感ばかりが募る」として、近年のラ・リーガの審判問題に触れつつも、現在のレアル・マドリーの問題点を指摘した。
「まず断っておきたいのは、スペインの審判制度が今、重大な岐路に立たされているということ。プロ意識の欠如は甚だしく、判定基準や決定は混沌を極め、誰もが困惑と当惑を強いられている。毎週のように繰り広げられる茶番劇のような審判の迷走ぶりは、間違いなく人々に疲弊感を招き、ある意味で愛想を尽かせている。ラ・リーガは、審判を巡る一連の騒動が誰にとっても単なる『退屈な見世物』になりかねないリスクを抱えている。選手よりも審判の方が画面に映る時間が長い、その事実がすべてを物語っている」
「しかし、マドリーの問題は審判への不満だけではない。彼らの抱える問題は、プレーの不振に起因している。つまり、圧倒的な強さを誇り、勝利を重ねるチームとなるための『型』や『スタイル』を長らく見出せずにいるのだ。これは最近始まったことではない。過去2年間にわたって停滞した状況が続いており、モウリーニョでさえ解決策を見つけられずにいる。その苛立ちは、選手やファンの間にも如実に広がっている。毎年のように選手の入れ替えや新戦力の獲得、監督交代が行われているが、チームのパフォーマンスは一向に向上していない」
「改善の兆しも解決の目処も立たない苛立ちの中で、頑なさや焦燥感が蔓延するのは自然なことだ。ファンは愛想を尽かしてブーイングを浴びせ、選手は自信を失い、監督は迷いを見せる。そして試合は些細なきっかけ、たいていは審判の判定だが、それで激昂し、収拾がつかない混乱状態に陥っているのだ。マドリーが直面しているような、こうした緊迫した状況を鎮めるには、内容を伴った勝利を3つや4つと重ねるしかない。しかし現時点では、それは夢物語のように思えてならない」






