クロアチア主将ルカ・モドリッチが、同代表チームと所属クラブのレアル・マドリーに共通点を見出している。
カタール・ワールドカップ準々決勝ブラジル戦では106分にネイマールのゴールを許したものの、117分にブルーノ・ペトコヴィッチが1-1とする同点弾を決めてPK戦に持ち込み勝利をつかんだクロアチア。この劇的勝利が彷彿させるのは、モドリッチがクロアチア同様に10番を背負っているレアル・マドリーだ。
フットボールクラブ屈指の名門であるレアル・マドリーは最後まで絶対にあきらめない姿勢から、劇的同点＆勝利を果たすことで知られている。昨季チャンピオンズリーグでは決勝トーナメント1回戦パリ・サンジェルマン戦、準々決勝チェルシー戦、準決勝マンチェスター・シティ戦のすべてで劇的勝利を達成し、決勝でリヴァプールも下してあまりにドラマティックな形で史上最多14回目の同大会優勝を果たした。
モドリッチはそんなレアル・マドリーとクロアチアに精神的に通じるものを感じているようだ。スペイン『チリンギート』とのインタビューに応じた同選手は、「このクロアチアにはレアル・マドリーのDNAがあるのでしょうか？ このクロアチアも最後まで苦しみ抜くんですから」との問いに対して、次のように返答している。
「間違いない。イエスと言えるよ。マドリーも同じように、いつだって最後まで戦い、決してあきらめることがないんだから。それって同じだよね」
なおクロアチアは14日にワールドカップ準決勝アルゼンチン戦に臨む。その不撓不屈の精神でもって、FWリオネル・メッシ擁する南米の強豪を打ち破ることはできるのだろうか。