レアル・マドリーとの契約を2024年まで延長したMFトニ・クロースが、同クラブの対応の素晴らしさを語っている。
今季限りでマドリーとの契約が切れる状況だったクロース。マドリー以外のクラブでプレーを続行する可能性を除外している同選手にとっては、スパイクを脱ぐかどうかの決断だったが、最終的にもう1シーズンの間、その脅威のキック精度を全世界に誇示することになった。
そんなクロースが今夏の契約延長において、最も強調したことがマドリーの振る舞いだった。元ドイツ代表MFはポッドキャスト番組『Einfach mal luppen』で、マドリーが自身の決断を一度として急かさなかったことを強調している。
「契約を延長したのはそれが正解だと感じたからだ。マドリーの契約延長の扱い方について、僕は彼らを祝福したい。自分は最初に『このクラブからほかに移ることはない』『もう1年プレーするかは分からないが、違うクラブには行かない。ノーだ』と言っていた」
「来季のチーム構想を練らなければいけないクラブにとっては、6月末ではなく1月にすべてが決まっていた方がいいに決まっている。だけど彼らは僕がほかのクラブに行かないと分かっていたし、そのことに満足してくれていた。そして決断を急がせるため、僕に重圧をかけたりしなかったんだ」
「マドリーからはリスペクトの気持ちをしっかりと感じることができた。僕は時間を取って考えることができたし、彼らは決断をずっと待っていてくれたんだよ」
来年1月で34歳となるクロースは、衰えを感じる前に引退をする考えだ。
「自分にはまだ意欲がある。良い調子だと感じるよ。10月に去就を決めたくなかった理由は、シーズン最後の数カ月で消耗を感じてしまう可能性があるからだった。でも僕は今現在も、自分が重要な存在でい続けられると感じている」
「僕はずっとこう言ってきたはずだ。『引退するならレベルが高いままがいい。ダラダラと3年を過ごしたくはない』ってね」
その一方で、来季以降もマドリーでプレーし続ける可能性を否定することもなかった。
「今は何も約束したくない。そのずっと前に決断を下しているかもしれないし、そうじゃないかもしれない……。なぜ、今の段階で2つの道のうちの一つを閉ざさなくてはいけない? まったくロジックじゃないよ!」
「どういった形でシーズンを始め、すべてがどう“機能する”のか見てみよう。そしてシーズンが終了するときに、今回と同じことを自問自答するんだ。おそらく来季の方が引退する理由が増えているだろうけど、それでも繰り返させてもらう。現時点ではどちらの扉も閉めることはないよ」



