パリ・サンジェルマン（PSG）は、ネイマールら5選手に新シーズンの構想外であることを伝えたようだ。
昨季はリーグ・アン連覇を達成したものの、チャンピオンズリーグではラウンド16での敗退を余儀なくされたPSG。新シーズンのビッグイヤー獲得へ向け、今夏にはルイス・エンリケ監督が新たに就任したほか、マルコ・アセンシオらの補強を実現してきた。しかし、キリアン・エンバペが契約問題で日本ツアーのメンバー外になるなど、様々な問題に揺れている。
そして新シーズンの開幕が12日に迫る中、現メンバーの整理に動いているようだ。フランス『RMC Sport』によると、エンリケ監督と実質的なスポーツディレクターを担うルイス・カンポス氏は、9日にネイマール、マルコ・ヴェッラッティ、ウーゴ・エキティケ、レナト・サンチェス、フアン・ベルナトの5選手と面会。その場で新シーズンの構想から外れており、移籍先を探すように指示したようだ。
今夏も去就に関して様々な憶測が浮上するネイマールだが、同メディアは本人も退団を希望していると指摘。現在はチェルシーとの交渉が続いているものの、高額な給与が原因で難しい取引になるとしつつ、移籍先は限定されると分析した。なおスペイン『ムンド・デポルティボ』などは以前から、ネイマールの希望はバルセロナ復帰だと伝えている。
一方でヴェッラッティに関してだが、『RMC Sport』はサウジアラビア移籍の可能性があると報道。PSGが要求する移籍金8000万ユーロ（約126億円）を支払うクラブはまだないようだが、6000万ユーロ（約95億円）程度で決着すると見られている。
またエキティケには、エヴァートンが総額4000万ユーロ（約63億円）を提示した他、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニを巡るフランクフルトとの取引に含まれる可能性があるなど、様々な選択肢が浮上。サンチェスにはセリエA勢が関心を示しており、ベルナトの退団は以前から決定的だったとも伝えられた。
なお、5選手全員がリーグ・アンの開幕直前に毎年行われるフォトセッションに参加しておらず、『RMC Sport』は「これはもはや全員が計画に含まれていないことを強く示している」と指摘している。すでに主力メンバーから外れたことも伝えられているが、5選手の去就に注目が集まっている。