マンチェスター・ユナイテッドは、チェルシーMFメイソン・マウント獲得に対して5500万ポンド（約95億円）のオファーの準備をしているのかもしれない。『デイリーメール」が伝えた。
チェルシーの下部組織で育ったマウントは、2017年にレンタル先のフィテッセでプロデビュー。翌年にはフランク・ランパード監督率いるダービーで結果を残したことでチェルシーに復帰し、2019年からコンスタントに出場機会を得て高いパフォーマンスを披露すると、2021年にはチャンピオンズリーグ優勝にも貢献した。
しかし、今季はケガの影響もあって24試合の出場にとどまっており、さらに現行契約は来季終了まで。『The Athletic』によると、契約延長交渉は昨夏に始まっているものの、合意に達していないようだ。マウント本人は移籍に傾いており、さらにマンチェスター・Uを好んでいるとも伝えられている。
そして『デイリーメール』は、エリック・テン・ハグ監督が10番の問題を解決するためにマウントの獲得を望んでおり、24歳の攻撃的MFに対して5500万ポンドのオファーを準備していると伝えた。この金額はチェルシーが要求する8500万ポンド（約146億円）と大きな開きがあるものの、テン・ハグ監督が能力を高く評価しているためオファー額は上がるかもしれないという。
なおチェルシーにとっては、監督就任が濃厚とされるマウリシオ・ポチェッティーノ氏との話し合いがマウントを説得する唯一の方法であるとも伝えられている。マウントにはリヴァプールやアーセナルも関心を示しているようだが、今後の動向に注目だ。
