ポーランドサッカー協会は、フェルナンド・サントス監督の就任を発表した。
ポーランド代表は2021年12月、当時指揮を執っていたパウロ・ソウザ監督がフラメンゴ指揮官に就任するために退任したことを受け、指揮官交代を強いられることに。翌年1月からチェスワフ・ミフニェヴィチ監督にチームを託し、同指揮官の下でカタール・ワールドカップ出場権を獲得した。
ワールドカップ本戦では、グループリーグで優勝したアルゼンチンに敗れはしたものの、メキシコやサウジアラビアを上回って36年ぶりの決勝トーナメント進出。しかし、ラウンド16でフランスに1-3で敗れて敗退が決まった。その後ポーランドサッカー協会はミフニェヴィチ監督との契約を延長せず、再び新たな指揮官を迎え入れる準備に入っていた。
そして、白羽の矢が立ったのがサントス監督。2014年にポルトガル代表の指揮官に就任すると、クリスティアーノ・ロナウドらを擁してEURO2016を制し、UEFAネーションズリーグの初代王者にも輝いた。しかしワールドカップでは上位進出が期待されながらもベスト8で敗れ、直後にポルトガル代表監督から退任していた。
ポーランドサッカー協会は24日、サントス監督の就任を正式に発表。契約期間は明かされていないが、2026年夏までになると伝えられている。EURO2024、2026年ワールドカップで同国を指揮することになるようだ。また年俸は1100万ズウォティ（約3億3000万円）程度になると見られている。
サントス監督は会見の中で、「今日から私はポーランド人だ。ワルシャワで生活する。この国の文化を知りたいし、それは非常に重要だ。それにポーランド全国民やメディアからのサポートを頼りにしている。私は大きな野心を持っているし、我々がポーランドに喜びをもたらすことができると確信している」と意気込みを語った。