Di LorenzoGetty

低迷ナポリ、クラブの象徴が流出の危機…主将の伊代表ディ・ロレンツォが正式に退団志願か

ナポリの主将DFジョヴァンニ・ディ・ロレンツォが今シーズン終了後の退団を正式に志願したと、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が24日に伝えている。

ディ・ロレンツォは、2019年夏にエンポリからナポリへ加入すると、チームの主力として活躍し、昨シーズンの33年ぶり3度目のスクデット獲得の象徴となった。ナポリとは、昨夏にサインしたばかりの1年間の延長オプション付きの2028年までの長期契約を結んでいるが、30歳のイタリア代表DFはナポリのジョヴァンニ・マンナSD(スポーツディレクター)と対話した際に、退団の意向を正式に申し出たとみられる。

イタリア紙は「ナポリ、ショック…ディ・ロレンツォが退団を望んでいる! 」との見出しでセンセーショナルに報道。セリエA最終節を残して10位に沈むなど「最悪の今シーズン、周囲を取り巻くすべてにおいて何かが壊れた」ため、1年前まではナポリで絶大の信頼を得ていたはずの主将までもが「不寛容な批判で議論に付された」という背景があることを伝えた。

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また、「稀有な存在で、並外れたアスリートである」ディ・ロレンツォの意思は固く、「本当に別の場所での再スタートを確信しているように見える」とも。退団へと踏み切った場合は今週末のレッチェ戦がナポリでのラストマッチになる見込みとなっている。同紙は、ナポリの象徴である主将の退団は「1つの時代の終わり」だと主張した。

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