ミランが指揮官アッレグリの就任を発表！今季低迷して欧州カップ戦出場権を逃したクラブに11年ぶりに帰還

【欧州・海外サッカーニュース】ミラン（セリエA）とマッシミリアーノ・アッレグリは2027年夏までの2年契約を締結したようだ。

ミランは、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の就任を発表した。

昨夏にステファノ・ピオリ監督が退任したミランは、後任としてパウロ・フォンセカ監督の就任を発表。しかし、同指揮官の下でチームは振るわず、2024年末に指揮官交代に踏み切って、セルジオ・コンセイソン監督を招聘した。

その後、ミランはイタリア・スーパーカップを制したりと、新体制の下で幸先の良いスタートを切ったが、セリエA8位で終わり、コッパ・イタリア決勝でボローニャに敗れて来シーズンのヨーロッパカップ戦出場権を逃した。これを受け、クラブは29日にコンセイソン監督の解任を発表した。

そして翌30日、ミランはアッレグリ監督の就任を発表。契約期間は2027年夏までの2年間で、1年間の契約延長オプションが付帯するとも伝えられている。

昨シーズン終盤にユヴェントスから退任したアッレグリ監督は、1年間の無所属を経て今夏から現場に復帰する可能性が浮上していた。当初はセリエAを2年ぶりに制したナポリのアントニオ・コンテ監督が退任する可能性が出ており、同指揮官が後任の有力候補とされていたが、コンテ監督はクラブに残留することが決まった。

なお、アッレグリ監督にとって、これが11年ぶりのミラン帰還に。2010年から3年半にわたって指揮した第一次政権では、就任1年目からセリエA優勝を飾り、3年間にわたってトップ3位を維持していた。その後、2014年から指揮したユヴェントスでは、5度のセリエA優勝や2度のチャンピオンズリーグ決勝進出などの成功を収めていた。