セリエAは24日に第34節が行われ、ラツィオとミランが対戦した。
インテルとの激しい優勝争いを繰り広げるミラン。今節ライバルの勝利で首位の座を譲った中で、好調ラツィオとの一戦に臨んだ。最前線にはジルーが入り、イブラヒモヴィッチもベンチ入りを果たしている。
以下に続く
勝利が欲しいミランだったが、開始4分に失点。ミリンコヴィッチ=サヴィッチのクロスに飛び込んできたのはインモービレ。得点ランク首位を走るイタリア代表FWの今季26ゴール目で、早々にビハインドを背負うことになる。
苦しい展開となったミランだが、前半には追いつけなかったものの、後半開始早々に試合を振り出しに戻す。50分、DFラインの背後に飛び出したレオンがボックス内で折り返すと、ジルーが滑り込みながら押し込んだ。
逆転を狙うミランは、59分にCKからビッグチャンスを作ったが、DFのブロックに阻まれる。ミランは67分にイブラヒモヴィッチを投入。大ベテランにゴールを託し、勝負に出る。その後は一進一退の攻防が続いたが、90分のイブラヒモヴィッチのシュートはDFがブロック。両チームともに決め手を欠いてなかなか勝ち越し弾は奪えない。
それでも、後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。高い位置でレビッチがボールを奪い返すと、クロスは一度弾かれたがこぼれ球をイブラヒモヴィッチが頭で折り返し、トナーリがネットを揺らした。劇的な勝ち越しゴールで、ミラン陣営は喜びを爆発させる。
試合はこのまま終了。ミランが土壇場で試合をひっくり返し、2-1で難敵ラツィオを下した。この結果、ミランは勝ち点74に到達。1試合未消化インテルとの差「2」をキープすることに成功した。