フランス・プロリーグ機構（LFP）は、フランス代表FWキリアン・エンバペとパリ・サンジェルマン（PSG）の給与未払い問題について法的手続きを開始したようだ。
PSG歴代最多256ゴールを記録し、6度のリーグ・アン優勝をもたらすなど圧巻のプレーでクラブを牽引したエンバペ。しかし、昨夏の時点で契約延長オプションを行使しないことを明言すると、契約満了を持って退団。かねてより伝えられていたレアル・マドリーへの移籍が決定した。しかし退団が決まった後も、金銭面でPSGと衝突している模様。『The Athletic』など複数メディアは、PSG側はエンバペに対して過去2カ月分の給与とボーナスを支払っていないと伝えていた。
フランス『レキップ』によると、エンバペ側は5500万ユーロ（約88億円）分の未払いがあると主張している模様。そしてLFPは法的手続きを開始し、両陣営の当事者は9月11日にLFP法務委員会で会合を開くことが決まったという。
1日に行われたラ・リーガ第4節で、レアル・マドリー本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの初ゴールを含む2ゴールを奪ったエンバペ。現在はUEFAネーションズリーグへ挑むフランス代表チームに合流しているが、来週にも古巣との法廷闘争がスタートすることになりそうだ。