フランスの名門マルセイユは、深刻な財政難に陥る中で選手の給与削減を打診したものの、これを断られたようだ。
9度のリーグ制覇やチャンピオンズリーグ優勝など、フランスの名門として数々のタイトルを獲得した歴史を持つマルセイユ。しかし、現在は深刻な財政難に陥っており、6月にはDNCG(フランス・プロサッカークラブ財務監視機関)からクラブの人件費及び補強費を制限されていた。そのためマルセイユは、夏の移籍市場でメイソン・グリーンウッドら主力選手を次々に売却。一方で、新戦力は1人も獲得できていない。
ステファン・リシャール会長は以前、前シーズンと比較して人件費を30~35%削減する必要があると発言。そのための様々な取り組みを続けているようだが、選手の給与削減は断られたようだ。
フランス『FOOTMERCATO』によると、クラブの経営陣は数名の選手に対して減給という形でさらなる経済的な譲歩を求めた模様。しかし、打診を受けた選手全員が拒否したという。減給に関する合意に至らず、人件費の問題はさらに複雑化していると伝えられている。
なお、マルセイユは12月に再びDNCGと会合する予定とのこと。『FOOTMERCATO』は、クラブの今後について以下のように指摘した。
「財政監視機関からの要求、継続的なコスト削減の必要性、そして十分な競争力を備えたチームを維持したいという願望……これらすべてを両立させることは、極めて困難な課題である。経営陣は、さらなる選手の放出や既存契約の見直しなど、別の方法で支出を削減する道を探らなければならない。しかし今回の拒絶は、マルセイユの経営陣が対象となる選手たちからこれ以上の給与譲歩を引き出すことは期待できないという事実を浮き彫りにした。マルセイユが直面する財政的な課題は依然として大きく、打てる手は限られている」



