マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督は、夏の移籍市場について言及している。
昨年11月からアモリム監督体制で戦うマンチェスター・U。しかしヨーロッパリーグでは準々決勝まで勝ち進んだものの、プレミアリーグでは厳しい戦いが続くことに。30試合を終えて勝ち点37の13位と低迷しており、リーグ戦経由での欧州カップ戦出場権獲得は絶望的な状況に追い込まれている。
そして6日に行われるマンチェスター・シティとのダービーを前に、アモリム監督は『スカイスポーツ』のインタビューで「シティだけでなく他のチームに追いつくために多大な努力が必要な状況だ。彼らはさらに強くなるだろうしね。我々はただただ自分たちのことに集中し、そして1人か2人のビッグプレイヤーを連れてきたいと思っている」とし、来シーズンに向けて夏の移籍市場が重要になるとの考えを明かした。
「来季もっと改善するためにあらゆることに挑戦している。私の考えでは『4年後に何かを試す』ではうまくいかない。今すぐに、もっと良くならなければいけないんだ。ここはメガクラブだしね」
「ビッグプレイヤーは（高額な移籍金を費やす選手とは）違う。我々にない特徴を持つ選手であり、ギャップを埋めてくれる選手だ。ビッグプレイヤーはレアル・マドリーなどの選手ではなく、私が試合を見る上でのビッグプレイヤーだよ」
なお『The Athletic』のマンチェスター・U番記者ローリー・ウィットウェル氏は、「アモリムは、特に適任者がいないポジションで大幅な改善をも足らせる選手を探している。ストライカーを念頭に置いて発言したのは必然で、クリスティアン・エリクセンが契約満了でチームを去る可能性が高いことを考えると、運動能力の高い中盤の選手も議題に上がっているはずだ」としつつ、「アモリムが『1人か2人』と言ったのは注目すべき。おそらくもっと欲しいはずだ。彼はスタメンのレベルを大きく変えるために、最低でも2人必要と言っているように映った」と持論を展開した。