マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督は、FAカップ準決勝進出に喜びを爆発させた。
17日に行われたFAカップ準々決勝で、リヴァプールと対戦したマンチェスター・U。10分にマクトミネイが先制弾を決めたが、前半のうちに逆転される苦しい展開に。それでも終了間際にアントニーがネットを揺らして延長戦に持ち込むと、延長前半に再び失点したが、延長後半7分にラッシュフォードが同点弾。そして終了間際、ディアロが劇的な決勝点を奪い、4-3で勝利を飾った。
本拠地オールド・トラフォードでの死闘を制し、準決勝進出を決めたマンチェスター・U。試合後、テン・ハーグ監督は『ITV Sport』で劇的勝利を喜んでいる。
「最初の30分はシーズン最高だった。しかしライン間にギャップができ始め、ヨーロッパ屈指のチーム相手には許してはいけないことだ。上回られる時間が続いたが、その後は変更を加えてリスクを冒した。選手たちは素晴らしかったよ。この試合に勝つという強い信念があったね」
「我々には、未来を見据えたチームがある。（アマド）ディアロ、（アレハンドロ）ガルナチョ、コビー・メイヌーのように、見事な成長を続けている選手たちがいるんだ」
また、試合後の会見では「この試合が転換点になるか？」と問われると、過去の試合での判定に不満を漏らしつつも、「我々にはそれがなかったが、これがその瞬間、素晴らしいことを成し遂げるための信念とエネルギーかもしれない。リヴァプールに勝てれば、どんなチームにだって勝つことができる」と期待を込めた。
なおマンチェスター・Uは、FAカップ準決勝で坂元達裕が所属する2部コヴェントリーと対戦。この試合に勝った場合、決勝戦ではマンチェスター・C対チェルシーの勝者と激突する。