XaviGetty Images

チャビ、マジョルカ戦決勝点のL・デ・ヨング残留示唆「もちろん可能性ある。凄まじいプロフェッショナルだ」

2日のラ・リーガ第19節、バルセロナは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に1-0で勝利した。チャビ・エルナンデス監督は試合後、FWルーク・デ・ヨングとGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの活躍に満足感を表している。

新型コロナウイルスの感染者を中心に13選手の欠場を強いられたバルセロナだったが、前半にマジョルカを圧倒するパフォーマンスを披露してL・デ・ヨングのゴールで先制。後半は勢いを落とし、終了間際にはマジョルカの攻勢を受けることになったが、T・シュテーゲンの右腕でボールを弾いたスーパーセーブも飛び出して虎の子の1点を守り切っている。

チャビ監督は試合後、次のような感想を述べた。

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「前半はとても素晴らしく、私たちはどう攻撃すべきかを理解していた。後半に入ると苦労を強いられたがマルクが私たちを救ってくれたね。とりわけルークとマルクについて大きな喜びを感じている。そして、チームの戦う姿にも心を打たれた。選手たちは私たちが家族であることを示したんだ」

「ルークは凄まじいプロフェッショナルであり、全員にとってのお手本だ。マルクも同様にね。マルクはいつものような自信を失っていたが、私たちを救ってくれたんだよ。彼らのことを喜ばしく思う。そして私たちが歓喜していたのは、最低限のメンバーしかいなかったからだ」

「これから選手たちを取り戻していかなくてはならない。が、今日は大きな幸せを感じることができる。これは歴史的な、本当に大切な勝利だよ」

バルセロナは勝ち点を31として5位に浮上。上位との勝ち点差は、ラージョに勝利した4位アトレティコ・マドリーと1差、セルタに敗れた3位ベティスと2差、翌日カディス戦を控える2位セビージャと7差、そしてヘタフェ戦を落とした首位レアル・マドリーと15差となっている。

「私は満足だし、幸せだ。上位陣はアトレティコ以外が勝ち点を落とした。私たちの最初の目標はチャンピオンズリーグ出場圏に入ることだが、アトレティコとは勝ち点1差だと思うし、この勝利には本当に大きな意味がある。このチームは一つの家族であり、ファンタスティックな雰囲気がある。私たちの信念は、より強まったんだ」

L・デ・ヨングはこの冬の移籍市場での放出候補とされてきたが、残留の芽も出てきたのだろうか。

「もちろんだ。彼はすでに有用だったし、今日は勝利をもたらしてくれた。さっきも言ったように、彼は本当に凄まじいプロフェッショナルで、あらゆる選手のお手本だ。試合で練習したようなプレーを見せ、違いを生み出してくれる」

「今は、すべてが仮説でしかない。誰が出ていき、誰がやって来るのかは、いずれ分かることになる」

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