リヴァプールの遠藤航は、プレミアリーグ公式ウェブサイトのインタビューで父親の影響や同クラブでプレーすることについて語った。
昨夏にシュトゥットガルトからリヴァプールに加入した遠藤は、ここまでプレミアリーグの名門で大きなインパクトを残す。シーズンが進むにつれてユルゲン・クロップ監督の信頼を勝ち取った同選手は公式戦32試合に出場し、リーグの優勝争いを繰り広げ、カラバオカップを制したチームの主力として好パフォーマンスを見せている。
この活躍を受け、加入当初はイングランドでほぼ無名だった遠藤への現地メディアからの注目は高まりを見せており、毎試合で高評価を受けている。そんな日本代表MFは、この度プレミアリーグの「No Room For Racism」の取り組みの一部でもある多様性をテーマにした“Greatness Comes From Everywhere” の中で、世界最高峰のリーグでプレーすることについて語った。
「サッカーを始めたきっかけは、父親がサッカーをやっていたというのもありますし、それでよくサッカーを見ていたので。友達とボールを蹴るのも好きでした。Jリーグを見て、その後はプレミアリーグなどもずっと見ていたので、そのころからプレミアリーグでやりたいという夢を描いていました。ずっと思い描いていたというか、自分の中で実現するんだという強い意志を持っていました」
また、父親の影響が「一番大きかった」と話し、その父親について「すごくしゃべるタイプの父親ではないですけど、常に自分で考えて行動しろだったりとか、自分の人生を選択していくというようなことを言っていました」と語った遠藤は、湘南ベルマーレでデビューしてからプレミアリーグという世界最高峰のリーグでプレーすることがこれからの世代の選手たちに勇気を与えるものであるとも語っている。
「結果が出たときでも、満足せずに常に上を目指してやってきました。自分のように日本の小さなクラブでやっていた選手たちでもこうやってプレミアリーグでプレーできるようになるというのは日本にとってすごく大きなことだと思います」
「もちろん夢は見ていましたけど、本当に自分がリヴァプールの一員としてプレーするところまでイメージできていたかというとそうではなく、ざっくりプレミアリーグでプレーしたいなと思っていたぐらいで、今はこれを身に染みて実感しているところです。こうやって夢を持ちながら努力を続けられて、今ここに居るということをすごくうれしく思います。これから日本の子供たちに勇気を与えられることなんじゃないかなと思っています」