Takefusa KuboGetty Images

久保建英が2季連続でラ・リーガ開幕ゴールを記録、キックオフから4分後に左足ダイレクトでネットを揺らす…試合はドロー決着

レアル・ソシエダMF久保建英が、12日に行われたラ・リーガ開幕節で、いきなりゴールを記録している。

本拠地レアレ・アレナにジローナを迎えたソシエダ。先発出場を果たした久保がチームに先制点をもたらしたのは、キックオフから4分後のことだった。

中盤で相手のパスをカットしたアイエン・ムニョスが、左サイドを駆け上がりグラウンダーのクロス。ペナルティーエリア内右にフリーで侵入した久保が、このクロスに左足で合わせると、地を這うボールが枠内左に収まっている。

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ダビド・シルバが引退して、スペインメディアからソシエダの“顔”として紹介される久保。昨季カディス戦(1-0)に続き2季連続での開幕節ゴールとなったが、今季は昨季の9得点を上回る活躍を期待できるかもしれない。

実際、得点後も久保の存在感は凄まじいものがあった。4-3-3のシステムで右ウィングを務めた日本代表MFは、一度ボールを持てば対面する左サイドバックのミゲル・オルテガをはじめとして、ジローナDF陣の緊張と警戒感を最大限に高めていた。が、それでもドリブルやボールキープで相手を後手に回らせる圧倒的テクニックとキレを披露。久保は34分、ペナルティーエリア手前右からミドルを放ち、2点目をうかがったものの、これは惜しくもクロスバーの上に外れている。

1-0のまま迎えた後半、久保は60分に右サイドから内に切れ込んで再びシュートを打ったが、これも枠を捉えられず。また68分にはオヤルサバルがペナルティーエリア内で決定機を迎えたものの、GKガッザニーガの好セーブに阻まれた。なかなか追加点を奪えないソシエダは70分、ジローナの同点弾を許してしまう。途中出場のドフビクに打点の高いヘディングシュートを放たれ、これがネットを揺らした。

ソシエダを率いるイマノル監督は失点直後に交代カードを3枚切り、オヤルサバル、トラオレ、そして久保を下げてサディク、チョー、ソラを投入。だがチームはジローナの反撃にも苦しみ、勝ち越しゴールを奪えぬまま1-1で試合終了のホイッスルを迎えた。久保の今季初ゴールは、勝ち点1を供するのみにとどまっている。

なお、ファン投票によるこの試合のマン・オブ・ザ・マッチには、久保が選出されている。

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