Verona Juventus esultanza VlahovicGetty

大失速で首位と9p差に…ユヴェントスOB「問題は監督ではなく、選手に優勝を目指す準備がない」

4試合勝利なしと低迷するユヴェントスについて、OBで下部組織の指揮官を務めた経験も持つファブリツィオ・ラヴァネッリ氏が、イタリアのTwitch(ツイッチ)チャンネル『Tv Play』のライブ配信で見解を示した。

第2次マッシミリアーノ・アッレグリ体制下で3年目のシーズンを送るユヴェントス。欧州カップ戦のない今シーズンは、開幕から先月中旬まで好成績を残し、首位インテルとのスクデット争いを盛り上げてきた。しかし、第23節でインテルとの直接対決を落とすなど直近4試合勝利なし。首位との差が「9」まで広がると、3位ミランには2ポイント差まで詰め寄られている。そんな中、ユーヴェOBのラヴァネッリ氏が見解を示し、不調の原因を探った。

「何がユーヴェの主な問題であるのかを言い当てるのは難しい。いくつも問題はあるはずだが、ユーヴェは現在、フィジカル面においてもかなり苦戦しているのが明らかだ。少し足にきていて、守備の際に困難に陥っているような印象を受けた」

以下に続く

「直近の4試合での失点は多すぎるが、ヴェローナ戦(2-2)では、ゴールを狙いに行くにもあらゆる困難があったように見えた。ラスト20メートルの位置での判断にも、しばしば苦労しているようだった。だが、それだけじゃない。ビルドアップの際も、常にパスコースがほとんどなかった。不毛で予測可能なプレーだった。だからバイタルエリアでチャンスを作り出すのに大苦戦することになる」

「このユーヴェの問題が、アッレグリであるとは思わない。彼は材料さえあれば、常にチームの最大限を引き出してきた監督だ。現在のユーヴェの選手たちは、スクデットを目指す準備ができていない。好調の時期にはみんなが一丸となって並外れたパフォーマンスを示してきたが、このチームはセリエAのような難しいリーグで優勝する準備ができていない」

広告