ジュビロ磐田は25日、明治安田J1リーグ第16節で湘南ベルマーレに逆転勝利した。
勝ち点15の16位だった磐田は、勝ち点14で18位に沈んでいた湘南と対戦。試合は開始1分足らずでルキアンが先制点を沈め、29分に福田翔生がPKを沈めて湘南が2点をリードする。
それでも磐田は前半ATに山田大記が反撃の狼煙を上げると、82分にマテウス・ペイショットが同点弾。そして86分、クロスのこぼれ球を拾ったレオ・ゴメスが湘南陣内中央付近から右足で強烈なシュートを突き刺して逆転に成功した。
これにより、3-2で競り勝った磐田は6試合ぶりの白星。決勝点を沈めたブラジル人MFレオ・ゴメスは、試合後のフラッシュインタビューで自身の来日後初ゴールを振り返っている。
「ああいったシーンでこぼれ球を回収することを常に意識していたので、あそこはトラップすることもできて上手くコントロールしたシュートを打てたのがよかったと思います」
また、初めての国外移籍で今シーズンから磐田に完全移籍加入しているレオ・ゴメスは、Jリーグへの適応の手応えも口にしている。
「自分の持ち味である守備のところは出せていると思います。ここまで(リーグ戦連続では)3試合目のスタメンになると思いますが、自分の強度も生かして良いプレーができているのかなと思います。現在はまだ順位表の下のほうにいますが、まだまだシーズンは長いので、自分たちができる限りのことをして少しずつ上に上がっていこうと思います」
湘南との下位直接対決を制した磐田は、暫定12位に浮上。ここまで5勝3分け8敗と昇格組ながら粘り強い戦いを見せているが、新戦力の台頭もある中でさらに飛躍していくことはできるのだろうか。