現地時間6日、イングランド・プレミアリーグは開幕節が行われ、チェルシーは敵地グディソン・パークでエヴァートンと対戦した。
ルカクがイタリアに戻った前線には王者マンチェスター・シティからスターリングが加わり、守備の要リュディガーの穴は念願のクリバリで補填。さらにはシティ移籍も噂されたククレジャの獲得も決めるなど王座奪還に向けて大型補強を敢行したチェルシーは、早速スターリングとクリバリが先発メンバーに名を連ねた。
エヴァートンを率いるランパード監督にとってはホームでの開幕戦、そして古巣対決という燃えるシチュエーションではあるが、立ち上がりにアクシデントが発生。開始10分で身体を張った守備を見せたゴッドフレイが負傷し、約8分の治療の末に担架で運ばれホルゲイトとの交代を余儀なくされた。
しかし、再開後はエヴァートンがアクシデントの影響を感じさせないプレーを見せ、粘り強い守備でチェルシーを苦しめる。24分にはマイコレンコの左クロスをタルコフスキが頭で合わせるも、GKメンディがファインセーブで切り抜けた。
なかなか決定機を作れないチェルシーは43分、リース・ジェイムズからの折り返しをペナルティーエリア手前のカンテが合わせると、GKがはじいたボールをスターリングが押し込みネットを揺らす。しかし、これはオフサイドによりノーゴールとなった。
治療の影響により8分ものアディショナルタイムが取られた中、追加7分にエリア内左に侵入したチルウェルが倒されてPKを獲得。このPKをジョルジーニョが冷静に沈め、チェルシーが先制して試合を折り返した。
後半も優位に試合を進めるチェルシーは65分、マウントとチルウェルを下げてプリシッチロフタス＝チークを投入。一方のエヴァートンは67分にミナが足を痛めてビナーグレとの交代を余儀なくされる。
75分にはハヴァーツと足をつったクリバリが下がり、ククレジャとブロヤが投入される。追いつきたいエヴァートンは途中出場のデレ・アリがチェルシーゴールへと迫るが、チェルシーも追加点を目指し攻勢に出る。
83分には左サイドからのククレジャの折り返しをゴール前でスターリングが合わせるが、ここはDFが体を投げ出してブロック。いよいよ1点差のままアディショナルタイムへ。
観客のメディカルチェックがあったために10分と長めに取られたが、最後までエヴァートンにゴールを許さなかったチェルシーが苦しみながらも開幕白星スタートを切った。
■試合結果
エヴァートン 0-1 チェルシー
■得点者
エヴァートン：なし
チェルシー：ジョルジーニョ（45+9分PK）
