イングランドのレジェンドであるデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネヴィル氏率いる新オーナーグループが、サルフォード・シティを買収したようだ。『ESPN』が伝えた。
現在、イングランド4部に在籍するサルフォード・シティは木曜日、同クラブの投資家でもあったイングランド代表のレジェンドであるベッカム氏とネヴィル氏率いる新たなオーナーシップグループに買収されたことを発表した。
このオーナーシップグループは、米国を拠点とする実業家デクラン・ケリー氏と、英国芝生テニス協会の会長であるマーヴィン・デイビス氏も含まれているとのこと。サルフォードは、この買収によってクラブ、チーム、施設への投資を約束する内容が含まれていると声明を出している。
もともとベッカム氏とネヴィル氏は、かつてマンチェスター・ユナイテッドで仲間だったニッキー・バット氏やライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、フィリップ・ネヴィル氏と共にクラブに投資していた。ただ、今回の件によりいわゆる「92年組」の他のメンバーは株主ではなくなったものの、クラブでの役割を持つことになるようだ。
今回の声明の中でネヴィル氏は「私はサルフォード・シティに情熱を持っている。これは多様な考え方と専門知識を持つ人々による独自のパートナーシップであり、サッカーへの愛によってまとまっている」と主張。続けて、「サッカーが最優先されるが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが重要だ。この旅の次の部分が待ちきれないよ」と伝えている。
サルフォードで育ち、インテル・マイアミの共同オーナーでもあるベッカム氏も今回の件に対して自身の思いを明かしている。
「サルフォード・シティはコミュニティの中心にある。豊かな歴史があり、次の章の一部となれることを嬉しく思う」


