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元アイルランド代表MFロイ・キーン氏は、イングランド代表におけるトレント・アレクサンダー＝アーノルドの起用法に疑問を持っているようだ。
リヴァプールの下部組織出身で、2016年にトップチームデビューを飾ったアレクサンダー＝アーノルド。以降、右サイドバックとして公式戦310試合に出場し、19ゴール81アシストと目覚ましい結果を残すと、プレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献してきた。今季はケガもあったが公式戦37試合に出場、3ゴール9アシストを記録してEURO2024に挑むイングランド代表にも選出されている。
そんな25歳DFだが、近年イングランド代表では主に中盤で起用されてきた。そして今大会は8番を着用、イギリス複数メディアの間ではグループC初戦のセルビア戦でデクラン・ライス、ジュード・ベリンガムと共に中盤を形成すると予想されている。
しかし、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した“ご意見番”キーン氏は、アレクサンダー＝アーノルドの中盤起用に疑問がある模様。『ITV』で以下のように語った。
「イングランドには素晴らしい選手が何人かいる。どのチームの選手にも負けない4～5人がいるね。だが、重要なのはバランスだ」
「試合に勝てる選手はいるが、問題はより強いチームを相手にどう守るかだ。グループステージは大丈夫だ。トレントも（中盤で）大丈夫だろう。だが、本当のトップチームを相手にした時に見破られるだろうね。彼が中盤で格上のチームと対戦すれば、ズタズタにされると思うよ。彼には無理だろう」
グループCでセルビア（16日）、デンマーク（20日）、スロベニア（25日）と対戦するイングランド。ガレス・サウスゲート監督の選手起用に注目が集まっている。