ポルトガル代表チームを離脱したFWクリスティアーノ・ロナウドだが、このまま代表引退する可能性もあるようだ。
2003年に18歳でポルトガル代表デビューを飾って以降、これまで歴代最多となる234試合に出場し、世界記録となる146ゴールを奪ってきたC・ロナウド。今夏には通算6度目となるワールドカップにも出場し、大会終了後初の活動となる9月~10月のインターナショナルウィークにも招集されていた。
しかし、28日に行われたUEFAネーションズリーグのノルウェー代表戦では、ベンチに座りながらも出場なし。負傷していないもかかわらず公式戦に出場しなかったのは、2008年6月15日のEURO2008予選スイス戦以来、約18年ぶりの出来事となっていた。試合終了後はサポーターへ挨拶に向かうチームの輪に加わらずにそのままロッカールームへ戻っていったが、今回の活動から指揮するジョルジェ・ジェズス監督は「彼を構想から外したわけではない」と説明している。
そんな41歳FWだが、29日のトレーニングセッションに参加しなかったことも大きな話題となっていた。そして30日、自身のSNSで代表チームからの離脱を発表。「監督の記者会見の後、連盟会長との会話に続く形で、キャンプを去る決断を下した。時が来れば真実を話すつもりだ」とし、活動終了前に途中離脱を決断している。
ポルトガル『A Bola』によると、C・ロナウドは29日夜にジェズス監督と話し合いを行った模様。その会話は「順調に進み、好印象を残すものだった。ノルウェー戦以降続いていた緊張関係を和らげるものになる」ものだったという。しかし、翌日のジェズス監督の会見での発言が問題になったとのこと。指揮官は、キャプテンが出番を得られずに落胆していたことを認めつつ、1日のデンマーク戦では途中起用する考えがあることを説明したうえで、こう語っていた。
「ステータスは1つの要素に過ぎず、ルールは誰にとっても平等だ。過去の実績やキャリアに基づくステータス……それらには配慮が必要だが、私は常にチームの目標に基づいて決断を下す。決めるのは私だ。私と仕事をしたことがある人間なら、それは分かっているはずだ。クラブでは会長が責任者だが、チームに関しては私が責任者なのだからね」
■代表引退の可能性?
そして会見終了から数分後、C・ロナウドはチームメイトとトレーニングを行う予定だったスタジアムを後にしている。ポルトガル複数メディアは、ジェズス監督の発言が選手の決断に大きく影響したと分析。そのうえで、『O Jogo』は代表引退の可能性を伝えた。
「C・ロナウドは、もはやポルトガル代表としてプレーしないという、覆ることのない決断を下した。25日のウェールズ戦が彼にとって代表チームでの最後の試合となったのだ」
20年以上にわたってポルトガル代表を支え、出場数とゴール数で世界記録を更新していたC・ロナウド。しかし、指揮官との軋轢によってこのまま代表引退を決断するのだろうか。



