インテルの指揮官アントニオ・コンテが、3日のクロトーネ戦終了後のインタビューにおいて、勝利を喜びつつもMFアルトゥーロ・ビダルに苦言を呈した。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
コンテ率いる2位インテルは3日、セリエA第15節において最下位クロトーネとジュゼッペ・メアッツァで対戦。12分に相手の先制を許したのち、前半のうちに一度は逆転に成功したが、わずか5分後にPKを献上して同点に追いつかれた。それでも後半、インテル攻撃陣が躍動。FWラウタロ・マルティネスがハットトリックを記録する活躍で、インテルは6-2と大勝を収めた。リーグ戦8連勝は、ジョゼ・モウリーニョ指揮下の2008年12月以来となる快挙。コンテは勝利を喜びつつ、試合を振り返った。
「クロトーネに対して攻撃的にプレーし、立ち上がりは良かった。その後、CKから隙をつかれたが、スコアを上手く覆すことができたと思う。選手たちはいくつも決定機を作り出し、また1つ、勝利を持ち帰ることができて素晴らしかった」
続いてインテル指揮官は、36分にアルカディウシュ・レツァに対するファウルでPKを献上し、前半限りで途中交代となったビダルに言及。チリ人MFに対する不満を述べた。
「彼にはまだ大きく進化する余地がある。謙虚な姿勢で一生懸命取り組んで行かなければならない。ここではポジションを約束された者など1人もいない。出場機会を与えられるのにふさわしいことを示し、今よりもずっと素晴らしいプレーを見せなければならない」
「これまで見てきた限り、あまりに好不調の波がある。しかしインテルのようなクラブにおいて、それは許されない。ビダル自身も再びトレーニングにまい進しなければならないことを分かっているはずだ。彼には適応の時間を与えたい」
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