コンテ退任の可能性高まる…進退めぐり25日にインテルと話し合い、契約解除に？

【欧州・海外サッカーニュース】インテル（セリエA）のアントニオ・コンテ監督は続投の可能性を見極めるためにクラブとの話し合いに向かうが、退任は避けられないとみられている。

インテルの指揮官アントニオ・コンテが自身の去就をめぐり、25日にもクラブとの話し合いに臨むと、イタリアメディア『スカイスポーツ』が23日、報じている。

コンテは昨夏、ルチアーノ・スパレッティの後任としてインテル指揮官に就任。ミラノでの1年目となった2019-20シーズン、セリエAで9年ぶりとなる2位の好成績を収めた。またコッパ・イタリアではベスト4。ヨーロッパリーグ（EL）においても準優勝と躍進を見せた。

しかしコンテはセリエA最終節のアタランタ戦終了後に、「私や選手たちの仕事を認めてもらえなかった。クラブはほとんど我々を守ってくれないように見える」などとクラブ上層部への不信感を明かしていたほか、EL決勝セビージャ戦終了後にも、「嫌なことがあった。カルチョかそれとも家族を優先するべきか考えたい」などとコメント。新シーズンを迎える前にチームを離れる可能性を示唆していた。

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イタリアメディアの報道によれば、コンテは25日にもCEOのジュゼッペ・マロッタ氏やスティーヴン・チャン会長らと面会。続投の可能性を見極めるために話し合いを行う。しかしコンテが求める技術的な保証をクラブが提供できる可能性は低く、インテル指揮官の残留は非常に難しいとみられている。退任の場合は、辞任や双方の合意の下での契約解除になる見込みとなっている。

コンテとインテルは2022年までの契約を結んでいるが、もしインテル側が指揮官を解任した場合、2年分の契約料にあたる総額5000万ユーロ（約62億円）近くを支払わなければならない。『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、この金額がインテルにとってあまりに高額であることから、双方の合意の下での契約解除の可能性が高いと指摘している。