アントニオ・コンテ氏は、チェルシーの監督時代にフィルジル・ファン・ダイクとロメル・ルカクをチームに迎え入れようと考えていたことを明かした。『テレグラフ』が伝えた。
現役時代にユヴェントスなどで活躍し、指導者になってからもユヴェントスやイタリア代表監督を務めたコンテ氏は、2016年にチェルシーの指揮官に就任。チームに3バックシステムを導入してクラブ新記録となる13連勝を記録し、2016’-2017’シーズンにはリーグ優勝に導いた。
当時を振り返ったコンテ氏は、プレミアリーグの優勝を争ったマンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督を「世界最高の監督」と称しつつ、「その監督をバックアップし、毎シーズンチームを向上させるために重要な選手を獲得するために投資することができるクラブ、つまり世界のトップに君臨し続けたいクラブとがマッチしたとき、同じレベルで戦うのはとてもとても難しいことなんだ」と語り、いかに優勝争いが簡単ではなかったかを口に。また、当時この選手たちがいればより状況を変えられたかもしれないと思いを明かしている。
「私の歴史を振り返ってみると、私は常に問題を抱えた困難な状況のクラブにたどり着く。そして、私は常に築き上げる。チェルシーでの最初のシーズン、タイトルを獲得した後、イングランドで圧倒的な存在になることができた。ルカクとファン・ダイクと話をしたが、この2人の重要な選手がいれば、もっと状況を変えることができただろうね」
コンテ氏が率いたチェルシーは翌年、FAカップを制したが、リーグ戦では5位でフィニッシュ。チャンピオンズリーグの出場権を逃した責任を取る形で、コンテ氏はチームを離れている。