エヴァートンのデイヴィッド・モイーズ監督は、チェルシーへの処分内容について持論を展開した。
ロマン・アブラモヴィッチ氏がオーナーを務めた2011~2018年にかけて、一部選手の移籍や登録を巡って未登録の代理人やそれらに紐づく団体への報酬の支払いが発覚したチェルシー。総額4750万ポンド(約101億円)に上る36件の支払いををクラブ会計に計上せず、さらにアブラモヴィッチ氏など上層部の関与も明らかになった。これを受けてプレミアリーグ側は、1年間にわたるトップチーム選手登録禁止(2年間の執行猶予付き)と1000万ポンドの罰金、そして9カ月のアカデミー選手登録禁止処分を課している。
一方のエヴァートンは、2023-24シーズン中にPSR(プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則)違反によって合計8ポイントを剥奪されていた。そしてモイーズ監督は、この処分の違いについて明確な説明を求めている。チェルシー戦前の会見でこう話した。
「罰金の理由と根拠について、彼らは十分に説明していないと思うよ。ここで何が起きたのかを正確に説明する必要がある。そうでなければ理解できないだろう」
「チェルシーを批判しているわけではない。それは絶対に違う。ただ、誰もが知りたいと思っていることを言いたいだけだ。エヴァートンサポーターは、勝ち点剥奪処分を受けた時に本当に苦しんだ。他のクラブも同じだ。あのポイント減点は正しかったのかもしれないが、一体何が違うのかを見極める必要がある」
「1000万ポンドの罰金と、勝ち点10剥奪、どちらがいいと思う? リーグ順位が下がったことで罰金を賄えるかもしれないね。もっと詳しい説明が欲しい。1000万ポンドの罰金にどれほどの効果があるというんだ?」
なお『The Athletic』によると、今回のチェルシーの制裁に関して合意した書類には、2022年にアブラモヴィッチ氏から所有権を買収した『BlueCo』が違反を自主的に報告していなければ、処分はさらに重いものになっていた記されているようだ。





