レアル・マドリーは22日、MFカゼミーロの退団セレモニーを開いた。
この夏、多くの栄光と名声を手にしたレアル・マドリーを離れて、マンチェスター・ユナイテッドに移籍することを決断したカゼミーロ。レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウが工事中で使用できないため、バルデべバス練習場でこの偉大な守備的MFの退団セレモニーを開いている。
セレモニーで、まず最初に登壇したのはフロレンティーノ・ペレス会長。レアル・マドリー会長は自身が獲得した6回のチャンピオンズリーグ優勝の内、5回(実質的には4回)のビッグイヤー獲得に貢献したブラジル代表MFを、次のような言葉で労った。
「私たち全員が誇り高く思っている。君はすべてを出し尽くしてくれた。まるで君にとって最後の日であるかのよう、に一試合一試合を戦ってくれた。ここにいてくれたことに、若手たちの父のように振る舞ってくれたことに感謝をしている。君は模範的な団結心、価値観の持ち主だ。皆が君を努力と献身のお手本としている」
「サポーターは君に愛情を感じている。なぜなら、君が全力を尽くしてくれたからだ。完成されたサイクルを終えるというのは、簡単なことではない。会長としての私にとって、同様にファンにとって、君という存在は誇りなんだ」
そして、ペレス会長の次にカゼミーロ本人が登壇。笑顔で話し始めようとしたカゼミーロだったが、わずか数秒で一気に感情と涙があふれ、声を震わせ続けながらスピーチを行っている。
「……君たちは知っていると思うけど、僕は主役になるのがそんなに好きじゃない。……心から話をするよう頑張ってみるよ」
「僕はここで多くのタイトルを勝ち取った。でも最も大きなタイトルは、毎日、ここで練習に励んだことにほかならない。結局のところ、試合が行われる90分間はここバルデべバスで行ったていたことそのものだったんだ。僕は神のおかげでタイトルを勝ち取った。だけど、母さん、兄弟、妻、かわいい二人の子供も助けてくれた。そう、皆が助けてくれたんだ。会長、監督、そしてチームメート……彼らがいなければ何もかも不可能だった。なぜなら、フットボールは25選手全員でプレーするものなんだから」
「そして彼らについて、モドリッチとクロースについて話すのを忘れるわけにはいかない。僕は彼らと一緒に戦ってきた。彼らと一緒にフットボールを楽しんだんだ」
「人間として、選手として僕を育ててくれたクラブに感謝を。ここで信じられない魔法の瞬間を感じさせてくれたファンにも感謝をしたい。最後のチャンピオンズ優勝は、本当に凄まじい経験だったね。これからもレアル・マドリーは最高の選手たちを擁していく。だからこそ世界最高のクラブであり、これからも勝ち続けていくんだ。それがこのクラブ、この町のアイデンティティーなんだから。いつの日か、このクラブを助け続けるために、僕は必ず戻ってくるよ。アラ(万歳)・マドリー」



