ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、クラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)を戦うシーズンに「準備ができていなかった」と語っている。
昨シーズンにデ・ゼルビ監督の下で躍進し、プレミアリーグを6位で終えてクラブ史上初のEL出場権を手にしたブライトン。しかし、迎えた今季は過密日程の影響で序盤から負傷者が続出して苦戦を強いられることに。プレミアリーグでは前節終了時点で9位、ELは首位でグループステージを突破したものの、ラウンド16のファーストレグでローマ相手に0-4と完敗を喫している。
徐々に負傷者は復帰してきたものの、三笘薫やソリー・マーチはシーズン中の復帰が絶望とされるなど、厳しい戦いが続くブライトン。デ・ゼルビ監督は会見で「1週間に1試合するのと、3試合するのでは違うスポーツだ。シーズン初めの会見から繰り返してきたが、おそらく我々は準備ができていなかった」と語っている。
「今季は私にとっても、選手にとっても、クラブにとっても重要になる可能性がある。このレベルで競う合うためにはオーガナイズしなければならない。昨季や2シーズン前のような考え方はできないんだ。チームに何人の選手を連れてくるかという点でも違うし、休日やメディカルスタッフの構成など、すべてが違う」
「ローマでの敗戦を受け入れるのは非常に難しいし、大きな代償を支払っている。これは全員にとって苦痛だが、受け入れて学ばなければならない。高いレベルで競争したいのか、週に1試合で水曜日にはゴルフをするのか、とね」
さらに指揮官は、「まず第一に、コーチや私自身が1月~3月にかけてミスを犯してしまった。(ヤン・ポール)ファン・ヘッケや(ルイス)ダンク、(ビリー)ギルモア、(パスカル)グロス、イゴールを全試合で起用し、シーズンの正念場を良いコンディションで迎えられなかった」とし、「これは私の責任だ。だが、我々は多くの試合を戦うことに慣れていない中で、何カ月にも渡って5人の負傷者を抱えているのは難しい」と吐露している。
その一方でデ・ゼルビ監督は、「次にブライトンがヨーロッパ大会で戦う時には、戦う準備ができていること、すべてをより良くオーガナイズできると確信しているよ」とも語った。