16日のラ・リーガ第6節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのラシン・サンタンデール戦で7-2の大勝を収めた。
ここまでに戦ったラ・リーガ5試合、チャンピオンズリーグ1試合をすべて勝利で終えているバルセロナ。開幕6戦全勝は1929-30、1960-61、2018-19シーズンに続く4回目の偉業であり、そしてこのラシン戦に勝利すれば、クラブ新記録を樹立することになる。
フリック監督は記録がかかるこの試合で、GKジョアン・ガルシア、DFエリック・ガルシア、クリステンセン、ジェラール、カンセロ、MFダニ・オルモ、ロドリ、ぺドリ、FWヤマル、ハフィーニャ、アデイェミを先発させている。
昇格組ながら攻撃的なフットボールを貫くラシンに対して、バルセロナは前半からその驚異的な強さを見せつけた。前線に右からヤマル、オルモ、ハフィーニャ、カンセロ、アデイェミが並び、その後方でロドリとぺドリがゲームメイク。極めて速いパスワークと洗練された個人技を混ぜ合わせた攻撃でラシン守備陣をかき乱していく。また縦への突破も狙うオルモ、ハフィーニャ、アデイェミに対しては、ヤマルやぺドリがインサイドのほかアウトサイドも駆使した絶妙なスルーパスを通していった。止めようがない竜巻のような攻撃だ。
バルセロナの先制点が決まったのは8分のこと。カンセロの飛び道具が炸裂した。ペナルティーエリア手前左で、ヤマルの横パスを受けたポルトガル人DFは、素早く右足を一閃。強烈な勢いのボールが、クロスバーを叩いてから枠内に収まっている。
バルセロナはさらに25分に加点。ぺドリのスルーパスからペナルティーエリア内に入り込んだハフィーニャがペドロ・フェリペに対されてPKを獲得し、ハフィーニャ自身がシュートを決め切った。ブラジル人FWはこれがラ・リーガ7得点目で、エンバペと並び得点ランク首位に立った。
リードを広げたバルセロナだったが、30分には右サイドを切り崩されてマゲット・ゲイに1点を返されてしまう。それでも彼らの攻勢は一向に衰えず、むしろ増していった。36分にはカンセロが再び強烈ミドルを突き刺して、チーム3点目(ビジャリブレに軽く触れていたために得点記録はオウンゴールに)。さらに42分には、ペナルティーエリア内でオルモの縦パスを待ち受けていたハフィーニャが、流麗な右足トラップ→左足シュートでネットを揺らして、得点ランク単独首位に立っている。
バルセロナはさらに45分、アデイェミがペドロ・フェリペに倒されて再びPKを奪取するが、キッカーのヤマルはシュートを決め切れず。4-1で試合を折り返した。なおフリック監督はハーフタイム、J・ガルシアとの交代でシュチェスニーを投入。J・ガルシアは負傷と思われるが、その状態が心配される。
迎えた後半、バルセロナは今季初出場のシュチェスニーのミスで2失点目。ラシンはサビリがベテランGKからボールを奪い、今季6点目を記録した。
またもゴールを許してしまったバルセロナだが、その後も圧倒的な火力を誇示し続ける。66分にはアデイェミがイケル・ルケに倒されて三度PKを獲得し、ハフィーニャが今季9点目を記録。また79分にはヤマルのお膳立てから途中出場ガブリエウ・ジェズスが豪快な左足のシュートを突き刺し、そして89分には自らもゴールを求め続けたヤマルが、アデイェミの横パスからネットを揺らしてダメ押し。大量7得点でラシンを粉砕し、クラブの開幕連勝記録を更新した。
バルセロナは公式戦7試合で33得点を決めており、1試合平均では驚異の4.7得点!その強さに疑いの余地はなく、新たな黄金期の扉を力強くノックしている。





