Lionel Messi Barcelona 2020-21Getty Images

メッシ、バルセロナを愛するがゆえの苦悩「本当は精神科に行かなければならなかった」

FWリオネル・メッシが、愛するバルセロナと決別するために動き、結局は残留した際の苦悩を明かしている。

この夏にバルセロナ退団を目指し、契約の問題で結局は残留することになったメッシ。スペイン『セクスタ』とのインタビューに応じた同選手は、その時期に精神的に大きな苦しみに苛まれていたことを明かす。曰く、家族から精神科に行くことも促されていたとのことだ。

「精神科に行かなければいけないのは分かっていた。でも、結局は一度も行かなかったね。行く必要があったのは分かっていたけど、でもその一歩を踏み出すことができなかった。皆に行けと言われ続けたよ。妻のアントネラは、僕にはそうすることが必要だと何度も言っていた」

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「僕はすべてを自分の中に溜め込む人間で、それを共有することがないし、だから一歩を踏まなかった。僕が送る日々には、そういうことが必要なのも分かっているけど、でもそうはしていない」

メッシは夏の移籍市場で、バルセロナに対して自身が一方的に契約を解除できる権利があることを主張したが、ジョゼップ・マリア・バルトメウ氏が率いるクラブ理事会は契約が2021年まであるとして退団を認めなかった。

「もし裁判となれば、僕たちが正しいことが証明されると分かっていた。多くの弁護士がその確証を伝えてくれていたから」

しかしメッシは結局、バルセロナと裁判で争うことを望まなかった。クラブに対する愛情が、泥仕合を忌避させている。

「僕はもうサイクルを終えて、変化が必要だと考えていた。自分の頭がすべてを終わらせる必要を感じていたんだ。今季が若手中心の過渡期になることは分かっていたし、僕はチャンピオンズとリーグ戦の優勝を争い続けることを望んでいた。だから退団を望み、良い形で去りたかったんだよ。でも会長(バルトメウ氏)は、僕を悪役に仕立てるために色々なことを漏らし始めた。僕にとっては下すことが本当に難しい決断だった。人生のクラブから去るなんて……。ここ以上に素晴らしい町なんてないし、家族は引っ越しを望んでいなかった」

「この(バルセロナの)ユニフォームからは、あらゆることを感じられる。僕はこのクラブ、この町で育った。自分の国よりもバルセロナで過ごした日々の方が長いんだからね。このクラブは僕にすべてを与えてくれ、選手、人間としての自分を育ててくれた。ここには、確かな愛情関係あるんだ」

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