この冬の移籍市場でアーセナルとの契約を解消してバルセロナに加わったFWピエール＝エメリク・オーバメヤン。ラ・リーガでは7試合6得点と、まるで以前からバルセロナでプレーしているような適応力、活躍ぶりを見せているが、同リーグにおける冬の補強選手の歴代得点ランク更新も見えてきている。スペイン『マルカ』が報じた。
バルセロナ、チャビ・エルナンデス監督にとって待望のストライカーだったオーバメヤンは、その期待に違わぬ活躍を披露。ラ・リーガでは74分毎に1得点ずつを決めている計算となり、またヨーロッパリーグ含めた全公式戦では11試合で8得点を決めている。
オーバメヤンはこのままのペースで得点を重ねていけば、ラ・リーガの冬の補強選手における得点記録で、歴代1位の座に立つことができる。なお現在の1位は1997-98シーズンにバレンシアに加入したアドリアン・イリエ氏で、17試合12得点という記録を残した。当時のバレンシア監督クラウディオ・ラニエリ氏は、元ルーマニア代表FWについて「イリエはコブラさ。噛みつき、殺してしまうんだ」と語っていたが、果たしてオーバメヤンは長らく破られていない記録を上回ることはできるのだろうか。
ラ・リーガにおける冬の加入選手の歴代得点ランクは、以下の通り。
1位 アドリアン・イリエ（1997-98バレンシア） 17試合12得点
2位 ジエゴ・コスタ（2011-12ラージョ） 16試合10得点
3位 ジュリオ・バチスタ（2010-11マラガ） 11試合9得点
3位 マッツォーニ（2000-01ラシン） 23試合9得点
4位 ドルラン・パボン（2012-13ラシン） 17試合8得点
4位 コバチェビッチ（2001-02ソシエダ） 19試合8得点
5位 ダニエル・オスバルド（2009-10エスパニョール） 20試合7得点
5位 アリエル・オルテガ（1996-97バレンシア） 12試合7得点
5位 シルバニ（1996-97エストレマドゥーラ） 22試合7得点
6位 オーバメヤン（2021-22バルセロナ） 7試合6得点
6位 エスケロ（1997-98マジョルカ） 14試合6得点
6位 スアソ（2009-10サラゴサ） 17試合6得点
6位 ミロセビッチ（2001-02サラゴサ） 16試合6得点