アトレティコ・マドリーは22日、グラナダからU-19スペイン代表FWサム・オモロディオン（19）を獲得したことを発表した。
ナイジェリアにルーツを持ち、セビージャで生を受けたサム・オモロディオンは、昨季グラナダのBチームに所属してスペインリーグ4部で29試合14得点を記録。昇格プレーオフの4試合でも4得点を記録し、チームの3部昇格に貢献していた。そして今季、同選手はグラナダのトップチームの一員としてアウェーのアトレティコ戦に出場して1部デビューを果たし、その試合でいきなりゴールを記録している。
アトレティコ戦のゴールで今季のブレイク候補の一人と目されることになったサム・オモロディオンだが、ゴールを決めた相手が移籍先のクラブとなった。昨季からこの若きストライカーに注目していたというアトレティコは、グラナダに契約解除金600万ユーロを支払い、選手とは2028年までとなる5年契約を結んでいる。ただしスペイン『マルカ』によれば、アトレティコは今季はサム・オモロディオンを自チームに留めることなく他クラブに貸し出す方針という。レンタル先の候補に挙がっているのはグラナダ、カディス、アラベス、セビージャ、セルタなど。
なおサム・オモロディオンはアトレティコのオウンドメディアとのインタビューで、現在の心境について次のように語っている。
「ここにはグラナダとともにやって来て、スペイン1部リーグデビューを果たした。それから1週間が経ち、僕はこの偉大なクラブに加入することになったんだ。3年前、地域チームでプレーしていた頃に、世界最高のチームの一つに移籍するなんて誰が予想できただろうか」
「シメオネ？ 世界最高の監督の一人だね。彼がこのクラブで成し遂げたことは誰もが知っているし、間違いなく僕の助けになってくれる。選手として成長させてくれるはずだよ」