イギリス『スカイスポーツ』の解説を務めるジェイミー・キャラガー氏は、アーセナルの守備を絶賛している。
今季20シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナル。そして第23節では、首位リヴァプールとの大一番を迎えた。本拠地エミレーツ・スタジアムの大歓声を背に前半から攻勢を仕掛け、14分にはサカのゴールで先制に成功。前半終了間際に失点したが、67分にマルティネッリもネットを揺らし、終盤にはトロサールがダメ押し。3-1で勝利を飾った。
これで勝ち点を49まで伸ばし、首位リヴァプールに2ポイント差まで迫ったアーセナル。この試合ではリヴァプールのゴール期待値(xG)を「0.37」とリーグ戦における今季最低値に抑えたが、キャラガー氏は「私が最も注目したのは守備の強度。この試合ではリヴァプールの脅威やゴールに迫った感じはまったくしなかった」とし、以下のように続けている。
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「アーセナルが優勝する可能性はわずかだと思う。だが、そのチャンスは守備から来る。失点数（22）だけじゃなく基本的なスタッツを見ると、守備面ではプレミアリーグ最高のチームだ（失点期待値7.30はリーグベスト）。マンチェスター・シティ戦(1-0)でもそうだったが、このリーグで最も攻撃的な2チームが得点する気配はまったくなかったんだ」
そして、アーセナルの守備について「とても勇敢だし、心から称賛したい」とコメント。「守備はリヴァプールとまったく別のレベルにあった。それがリーグ優勝という点で、アーセナルファンの希望になる。これまで我々は真のストライカーがいないと指摘してきたが、守備で最高のチームになって優勝することもあるのだろうか？」とし、堅守が優勝争いで鍵になると予想している。
