アーセナルのミケル・アルテタ監督は、ファーストチームデビューを飾った15歳の2人への期待を語った。
24日にプレシーズンツアーの初戦でミランと対戦したアーセナル。90分では1-0で勝利、その後に行われたPK戦では5-6で敗れていたが、この試合では2人の15歳がトップチームデビュー。普段はU-18チームを中心にプレーしながらも、今回のアジアツアーのメンバーに入ったマックス・ダウマンとマルリ・サルモンが後半途中から出場、両選手とも堂々たるパフォーマンスを見せた。
そんな両選手について会見で問われたアルテタ監督は、「少年たちのパフォーマンスには大満足だよ」とし、以下のように続けている。
「彼らが15歳であのレベルのプレーができるのは、チームの環境と文化のおかげだと思う。誰かがすぐに安心感と自信を与えてくれれば、あとはやっていけるものだ。少なくとも最高のチャンスを得ることはできる。そして今回のように、強敵相手にも彼らが見せたような力量も必要だ」
「（将来に向けて）素晴らしいことだね。我々のアカデミーではコーチ陣や関係者が常に努力しており、今こそ彼らのような才能にチャンスを与えてそれに報いる時なんだ。彼らは今日、非常に厳しい状況でも強豪チーム相手にしっかりとチャンスを作った。15歳であのレベルのパフォーマンスは、ちょっと驚きだね」
一方で「特にフィジカル面での向上は重要。このレベルでインパクトを残すには、非常に高いフィジカルレベルが求められる。でも、着実にレベルアップしているよ」と今後の課題指摘しつつ、期待を込めた。
昨年9月、当時14歳だったダウマンはアタランタ戦でゴールを奪い、アーセナルU-18チーム史上最年少ゴールを奪っている。そして今年3月の段階で、デクラン・ライスが「現実とは思えないよ。国内最高の15歳だ」と絶賛していた。今後のトップチーム入りにも期待が集まっている。