女子チャンピオンズリーグ（CL）決勝のバルセロナvsヴォルフスブルクが、オランダのフィリップス・スタディオンで3日に行われた。
今季スペイン王者となったバルセロナは女子CL決勝トーナメントに入ってからローマとチェルシーを撃破し、3年連続の決勝進出を果たした。対するヴォルフスブルクは国内リーグを2位で終えたが女子CLでは準々決勝でパリ・サンジェルマン（PSG）、準決勝でアーセナルに競り勝って3年ぶりの決勝へと駒を進めている。
大観衆に見守られた試合は開始早々の3分に動く。ヴォルフスブルクの猛プレスによってバルセロナの後方でのパス回しが不安定になったところでエヴァ・パヨルがボールを奪取。そのままボックス手前中央から右足を振り抜いて強烈なミドルシュートを突き刺した。
前半終盤の37分にも左サイドでボールを持ったパヨルのクロスにアレクサンドラ・ポップが頭で合わせてリードを広げる。それでも後半開始早々、ボックス右からの折り返しに合わせたパトリシア・ギハロが確実に決めてバルセロナが1点を返す。
直後の50分にも右サイドを崩したバルセロナ。フェイントでタイミングを外したクロスにまたしてもギハロが飛び込んで一気に同点に戻した。そして70分、またしてもバルセロナの右サイドからのクロスから混戦が生まれると最後はフリードリナ・ロルフォが豪快に蹴り込んで逆転に成功する。
そして、試合はバルセロナがリードを保ったまま終了。この結果、バルセロナが2020-21シーズン以来2年ぶり2度目の戴冠を果たしている。
■試合結果
バルセロナ 3-2 ヴォルフスブルク
■得点者
バルセロナ：パトリシア・ギハロ（48分、50分）、フリードリナ・ロルフォ（70分）
ヴォルフスブルク：エヴァ・パヨル（3分）、アレクサンドラ・ポップ（37分）