アンドラGKヘスス・オウォノは、テネリフェFWヘスス・デ・ミゲルの逝去につながった事故で強烈なショックを受けているようだ。
2日に行われたセグンダ・ディビシオンのFCアンドラ戦に出場したデ・ミゲル。しかし、ゴール前に飛び出した際にオウォノと激しく衝突した。そのまま意識を失い病院へ緊急搬送されると、その翌日となる3日に帰らぬ人に。30歳という若さでこの世を去った。
そして、この事故でオウォノは精神的に強烈なショックを受けているという。4日に「今後、向き合うべき多くの課題があることは理解しており、何が起ころうとも最大限の敬意を持って対応するつもりだ。しかし今は、正直なところ、ヘススのこと、そして私たちが感じているこの悲しみ以外、何も考えられない。安らかに眠って、ヘスス」との声明を発表していたが、アンドラ関係者は『The Athletic』に対して以下のように語っている。
「オウォノは打ちのめされており、自宅に閉じこもって、外界との接触を絶っている。今の彼は、自分自身が誰なのかさえわからなくなっている状態だ」
また、チームメイトであるDFラウタロ・スパッツは「チームメイトであり、ゴールキーパーであり、友人でもある彼も、この出来事に深く心を痛めている。彼を知る者なら、彼がどれほど素晴らしい人間であるか、今どれほど苦しんでいるか、そして彼に誰かを傷つけようとする意図など微塵もなかったことが分かるはずだ。サッカーには事故がつきものだが、まさかその一つがこれほど悲劇的な結末を招くことになるとは、誰も想像できなかっただろう」とSNSに綴った。
一方で、オウォノの以前の所属先であるアラベス関係者は同メディアで「彼は選手としても人間としても、並外れた人物だ。しかし、これからは世間による“裁き”が始まるのだろう。事情も、当事者の人柄も全く知らない人々が、あれこれと意見を口にするようになる」とし、外部の激しい非難を警戒している。
さらにスペインプロサッカー選手組合(AFE)は、オウォノの状況を重く受け止めており、関係者はサポートやカウンセリングなどのケアについて「我々は彼を見捨てたりはしない」と断言したとのこと。さらに3日、パリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督は『Movistar TV』で以下のように語った。
「これは私たち全員に影響を及ぼすような、予期せぬ悲しい出来事だ。亡くなった選手の家族に対して心から哀悼の意を表する。それと同時に、そのプレーをしてしまった選手自身や、その家族が今どれほど苦しんでいるかについても思いを巡らせなければならないよ」
なお、スペイン警察は3日にデ・ミゲルの死に関しての捜査を開始。自然死と明確に断定できない死について行われる捜査が始まったが、関係者によると刑事事件に発展する可能性は極めて低いとのこと。一方で、スペインサッカー連盟は退場処分となった今回のプレーについて、最長で12試合の出場停止処分を下す可能性があると伝えられている。





