1-1で迎えた64分に投入されたMF伊東純也が向かった先は、まさかの右サイドバックだった。柏レイソル時代に経験しているポジティブだが、「代表で4バックの右はたぶんない」と意外な起用だった。
今回の活動ではすべて途中出場で右ウィングバック、左シャドー、右シャドーと前線での起用が続いていたなかで、サイドバックを任されたことについては「森保(一)さんも気を遣って話しかけてくれた。戦略的理由だったのでしょうがない」としつつ、「昨日の練習くらいで可能性はあるかもと言われていた、前で若い選手を使いたいということもあって」と経緯を明かした。
本職ではなかったものの、自分の仕事をまっとうし勝利に貢献した。投入直後にはクロスからチャンスを演出し、味方のシュートにつなげた。71分にMF堂安律のゴールで勝ち越してからは守備に重きを置いた。「上がりたくてうずうずしていました」と明かすが、長谷部誠コーチからの「待て!」の指示に従い、自身のタスクを遂行した。
伊東の右SBは新たな武器になると思われたが、本人は「いやーべつに。しゃあなしでやった。やりたくはないです笑」と苦笑いを見せる。それでも、さまざまなポジションでクオリティを発揮できる33歳の存在は、来年1月のAFCアジアカップ制覇を目指す日本代表にとって大きな力になるだろう。

